マンキチスギ

ヒノキ科(万吉杉)は久留米の庭師 原田万吉氏が育成したもので、枝葉の一 つ一つが杉の大樹を思わせるとして生け花に好まれる。別名はムレスギ、 シシスギなど

マルバアオダモ

モクセイ科 葉は複葉で小葉 ( 鋸歯が無いので丸葉という) 5~7枚に分かれる。 花は白、小花で円錐形。 雌雄異株。 実は翼形で付け根に種子が1個付く。

マテバシイ

ブナ科 (馬刀葉椎) 街路樹に多い。(周南市1位:イチョウ 2位:楠木 3位:マテバシイ 全国 1位:イチョウ 2位:桜) 花穂は栗に似ており、雄しべ雌しべが混在。 大き目の団栗が複数個付く。 団栗の殻斗を煮詰めた糊は古文書の修復に使う。

マツ

(松) 松の葉は 「寸志」 に付ける(末長くの意)。 「年中青」 は何時までも忘れずに御付き合いをお願いしますの意。 「寸志」 の代わりに 「松葉」 と書くことが有る。 松笠は湿気で膨潤する。 能・歌舞伎の舞台、正月の門松など縁起木。 葉は2本針が基本 (赤・黒松) (松葉枯れても二人連れ)。 1本針 (アメリカヒトツバマツ)。 3本針 (テーダマツ)。 5本針 (台湾五葉、ハイマツ (這松:高山植物)。 落葉樹のカラマツ (唐松) 20~40本針。 テーダマツ、ダイオウショウがマツノザイセンチュウ (松くい虫) に強いのは松脂を多量に出す事による。 マツは塩分吸収能が高く海岸でも多く生育する。

マダケ

イネ科 (真竹) 竹の一種で最も普通の竹。 関東以南に自生する。 高さは約15m、茎10cm。 各節には2輪の環状隆起がある。 茎、竹の皮は有用。

マサキ

ニシキギ科 (正木) 葉はヘラ形で革質、光沢あり。 実は薄い紅に熟し3~4つに裂ける。 マサキには美しい斑入りの品種も有り和洋を問わず造園樹木に向く。

ホルトノキ

ホルトノキ科 ( ― ) 街路樹に多い。平賀源内がポルトガル油(オリーブ油)の採れる 「 ポルトガルの木 」( オリーブの木 )と間違った事からこの名が付いたとされる。 常緑の中に古くなり赤く色づいた葉が目立つ、しだいに落葉する。 (コバンモチも同じ現象がある)