ヤマコウバシ

クスノキ科 (山香し) 葉柄が短い。 冬でも紅葉した葉が残り、 受験に落ちない縁起木。 実 (紫黒色) をつぶす、枝を折る、葉を揉むと その名の通り良い香りがする。 花は4月中旬に黄緑の小さな花が咲く。 雄しべに花粉を作る葯がなく、雌株ばかりで花粉を作る雄株は見つかっていない。 雌株は受粉しなくても種子を作り子孫を残す稀な木である。

ヤマウルシ

ウルシ科 ウルシ科の中でも、特に触れるとかぶれ易いと云われる。 葉は小葉が連なった複葉、長さは25~50cmになり小葉は12~16枚。 中央部は膨らみ 先端は尖る。 通常、鋸歯はなく、若い木には粗いギザギザがある。 付け根に近い葉は先端部に比し小さ目。 葉柄、葉軸は赤みを帯びている。 実は径5~6cm、やや平らな球形で房になり、黄みを帯びた短い剛毛がある 。塗料採取用のウルシは外来種。

ヤブムラサキ

シソ科 (藪紫)

ムラサキシキブに似ている 。秋に色づく実は葉の下に付き、実にも毛が生えたガクが残り、ムラサキシキブ (葉の上に花) と区別できる。

ヤブニッケイ

クスノキ科 (藪肉桂)

葉は革質、 一点から3本の葉脈が目立つが先端までは伸びない。 裏面は灰緑、葉の下部が鈍角で葉先は丸みを帯びる。 葉序はコクサギ型だが厳密ではない。

ヤブニッケイの花は6月に咲く

10~11月頃に黒く熟す

ヤブニッケイ外部リンク

ヤツデ

ウコギ科 (八手)

かっては、実にウジ退治の効用と、葉が大きく目隠しにもなり、厠(カワヤ)の近くに植えた。 葉の枚数は八つ手と云うが7、9、11の奇数。 冬に咲く花は最初雄花で数日後、雌花に変身。 自家受粉を避けるため同じ花で雄しべから雌しべに交代する。 ハエ等により受粉し春に黒い実がつく。

ヤシャブシ

カバノキ科 (夜叉五倍子)

N2同化作用があり、真土に生えても根をよく張る。 実は乾燥するとマツカサ様になる。果穂にはタンニンが多く含まれ,染料として使われます。

外部リンク

ヤエヤマザクラ

バラ科 野生の桜の花びらは5枚が基本 (一重)、6~10枚を半八重、11~60枚を八重、60枚以上を菊咲き (中には350枚の品種もある) と云う。  花びら、雄しべ、雌しべ、萼は、もともと葉が変化したもので人工的に色々な品種を掛け合わせると、其々がお互いに行き来し変種が出現する。 雄しべや雌しべのうち一本が、花びらに変化すれば6枚の花びらに、2本が変化すれば7枚の花びらになる。 一本の木でも一重と八重が混ざる事がある。

モミノキ

マツ科 (樅)

葉は互生で葉の先端が2本針。 御柱祭で使うモミノキ 一本の重量は 8~10 Ton ( 長野県諏訪大社 ) 葉が良く似ているイチイ、キャラ、コメツガは1針なので見分け出来る。 材が白く、軽い、墨の載りが良い等から棺、塔婆に使う。 生産量は東京が8割と多い。 代々木の大木から2世が育っており、地名 「代々木 」の由来 代々育つ。 松笠は花軸のみ残り樹上で散る。 日本だけに自生。 クリスマスの飾り付けに使うモミノキはドイツトウヒで本種とは別物。   イチイ ( 一位:イチイ科 ) この木を使って官位一位の高官の笏 (手にもつ細長い板) が作られたことが名の由来。 キャラ( 伽羅木:イチイ科 ) 鳥取県大山に群生天然記念物に指定 コメツカ (米栂:マツ科 ) 日本だけに自生する