ヤマコウバシ

クスノキ科 (山香し) 葉柄が短い。 冬でも紅葉した葉が残り、 受験に落ちない縁起木。 実 (紫黒色) をつぶす、枝を折る、葉を揉むと その名の通り良い香りがする。 花は4月中旬に黄緑の小さな花が咲く。 雄しべに花粉を作る葯がなく、雌株ばかりで花粉を作る雄株は見つかっていない。 雌株は受粉しなくても種子を作り子孫を残す稀な木である。

幹周り

樹木の幹周り測定の基準は樹高 (地上) 130cmの周囲を測る。 5m以上巨樹。 3m以上巨木と認定 (環境省データベース化、杉1万件以上、楠木 6千件以上)

リンボク

バラ科 (橉木) 花は秋に咲き珍しい。 雄しべが飛び出して目立つ。 (同族のタカサゴイヌザクラは春に咲く) 実は楕円形になり花が咲いた年の翌年に熟す。  縁に鋭い棘がある。 桜の原種 (サクラ亜科) の一つ。

リョウブ

リョウブ科 (令法) 枝先に白い小さな花が集合。 木肌が美しく茶室の床柱に利用。 日本での一科一属はこの樹のみ。 漢字で 「令法」 と書くのは平安時代、飢餓対策とし新芽を塩漬け貯蔵し寒冷地の農作物不作の時、食料とするよう法令で定めた事に由来する。

ランシンボク

ウルシ科 (別名 偕の木) 頭が良くなる (孔子廟に植樹)。 葉は対生状で先端の葉も対生 (偶数羽状複葉で珍しい)。 枝葉が整然と並ぶ事から、楷書の語源とも云う。 剪定では鋏をいれず、自然樹形が基本 。東京の湯島聖堂、岡山閑谷学校が紅葉で有名。

ラクウショウ

ヒノキ科 (落羽松) 沼地に生え根元にたくさんの気根 (呼吸根) を持つ。 葉が互生、交互に付く。 (葉は似ているメタセコイヤは対生) 羽状の葉が秋に紅葉し落ちる様が名の由来。 実 (松笠様) は樹上でバラケ飛散する。 地上に落ちるのは稀。