カラスザンショウ

ミカン科 (烏山椒) 葉に柑橘系の強い臭い。 小葉は6~15cmの長い楕円形、表面に光沢。 枝に棘が多く落葉広葉高木 (サンショウは落葉広葉低木)。 樹皮はデコボコ。 陽樹で荒れ地にいち早く生える (パイオニアプランツの一種)

カラタチ

ミカン科 (枳殻) 幹や枝に鋭い棘がある。 葉は三つの小葉からなり葉柄に翼がつく。 花はヘラ状の白い花弁が5枚。 実は食べられない。

カリン

バラ科 (花梨) 木肌に特徴、模様が面白く幹肌を鑑賞する幹物の一つ。 実は生食できない (上下がくぼむ、リンゴを楕円形にした様)。 カリン酒は喉、喘息に。 「 お金を借りん 」の響きから商売繁盛の縁起木。 材は堅く楽器にも使う。 遣唐使により中国より1300年前に日本へ入る。 幹に棘が有るものがある。

(オーストリアマツ)

マツ科マツ属の常緑高木 ヨーロッパアルプスの東部から西アジアに分布しています。川沿いや湿り気のある森林に生え、高さは20~40メートルになります。針葉は2葉で、暗い濃緑色をしています。。松笠に特徴最小(1cmΦ×2cm)。  (世界で一番大きいのはパイナス コルテリィ 重さ2kgに達する モクマオウの一種)。

(カヤ)

イチイ科 (榧) 碁、将棋盤の最高品は樹令250年以上を用いる。(宮崎県産の高級品800万円以上、木目打ち応え良し)。葉はモミノキ様で対生、光沢があり先は鋭い。 実は前年みどり色に結実し、翌年の秋、熟しそのまま落ちる。 (イヌガヤは緑色に結実し、翌年赤茶色に熟し落ちる)。 かっては、樹皮・枝葉を燻し蚊よけに用いたのが名前の由来。

(クルミ)

クルミ科 木目が美しい(桂むきにし(0.2mm)車の内装に使う(着色可)。果実の殻は車のタイヤの原料 (スパイクタイヤでは雪解け時アスファルトを傷つけるのを防止。スタッドレスタイヤ)。 材はスキー板、銃床、こたつの炉の材に。日本に自生するクルミで食用となるのはオニグルミだけである。栄養価が高く、リス、ノネズミ、ツキノワグマなどの野生動物のみならず、我々の祖先も縄文時代から食用とした。

アズマネザサ

イネ科 笹の代表格 3m位まで成長する。 1つの葉の寿命は1年ぐらいで、春と秋に一部落葉する。
竹は数十年に1度しか花が咲かないと言われるが、 アズマネザサはもっと短い間隔で花をつけるようであり、 頻繁に草刈される所では、毎年のようにちらほら花をつける群落もあるようである。 ただし、群生しているものが全部一斉に花を咲かせることは滅多にないようである。

アジサイ

アジサイ科

花の咲き方は 「額咲き」 と 「手まり咲き」 の二種。 「手まり咲き」は、飾り花 (雄しべ、雌しべはあれど種を作る機能がない) が手まりの様に集まる園芸品種 なので挿し木で増やす。 「額咲きは」飾り花が取り囲んだ中心に本物の花 「両性花」 があり種をつくる。

アシュウスギ

ヒノキ科 (芦生杉) 裏杉(日本海側)の代表。 キタヤマスギはアシュウスギを改良したもの。 滋賀・福井・京都の三角点の雪深い地に生育。 杉、檜は日本の固有種。 伝説ヤマタノオロチの背中に生えていた2本の樹は杉と檜であったと云う。