クロモジ

クロモジ(黒文字)  クスノキ科 花期:春

樹皮に文字の様な黒い斑(マダラ)。 花は黄色(芽吹きと開花が同時)。 3,4年目の枝から高級和菓子の楊枝を作る。 独特の芳香性あり。  材は緻密、均質で削りやすく割れ難く細かな加工がし易い。 枝葉からの精油は 「黒文字の油」 と呼ばれ香水・石鹸の香料に。 東北地方に多い。 枝を束ね和風庭園の垣根に使う(高価なので柳で代用する事が多い)。 冬芽に特徴、花芽は丸く、葉芽は尖る(葉芽の周りに花芽があるが混芽ではない)。

山地に生える雌雄異株の落葉低木です(写真は雄株)。
樹皮が暗緑色で,黒い斑点があることから黒文字という名前がついています。 樹皮や材に独特の香気があり,爪楊枝の材料として有名です。「くろもじ」は,茶道で使う大きめの楊子ですが,食卓などに置く(小楊子)のことを指すこともあります。