クロマツ

マツ科 花期:春 本州、四国、九州及び吐噶喇列島の海辺を中心に自生する常緑高木。生命力が強いため、古くから長寿と繁栄を象徴する縁起の良い木として和風庭園の主役や慶事の装飾として使われるほか、砂防、造林などの実用を目的として海岸沿いに植栽されることも多い。西日本ではアカマツよりも多い。

海辺の景勝地にあるマツはこのクロマツであることが多く、名所としては天橋立(京都府宮津市)、三保の松原(静岡県静岡市)、気比の松原(福井県敦賀市)、虹の松原(佐賀県唐津市)などが知られる。なお、三保、気比、虹の松原を「日本三大松原」と呼ぶ。

キンモクセイ

(金木犀)  モクセイ科 秋のお彼岸の前後,散歩しているとどこからともなく良い匂いが流れてきます。花は小さくて目立ちませんが,花が終わって散ると,金色の雪が降り積もったようできれいです。

トクヤマザクラ

バラ科 (徳山桜) 【見頃】3月下旬から4月上旬頃

桜は陽樹の代表。 花弁が13枚のヤエヤマザクラ。 樹令60数年(R2年現在)。 幹周囲 大:2.1m 小:1.6m。 H20年4月5日 「桜守」 佐野籐右衛門さんが来訪 「山桜の突然変異種で樹令300年は生育される」 と コメント。 山桜は花弁数を増す突然変異を起し易い。 京都大学演習林時代に植樹された珍しいヤマザクラの八重咲きで、13枚の花びらが重なり合うように咲きます。

幹周り

樹木の幹周り測定の基準は樹高 (地上) 130cmの周囲を測る。 5m以上巨樹。 3m以上巨木と認定 (環境省データベース化、杉1万件以上、楠木 6千件以上)

リンボク

バラ科 (橉木) 花は秋に咲き珍しい。 雄しべが飛び出して目立つ。 (同族のタカサゴイヌザクラは春に咲く) 実は楕円形になり花が咲いた年の翌年に熟す。  縁に鋭い棘がある。 桜の原種 (サクラ亜科) の一つ。

リョウブ

リョウブ科 (令法) 枝先に白い小さな花が集合。 木肌が美しく茶室の床柱に利用。 日本での一科一属はこの樹のみ。 漢字で 「令法」 と書くのは平安時代、飢餓対策とし新芽を塩漬け貯蔵し寒冷地の農作物不作の時、食料とするよう法令で定めた事に由来する。

ランシンボク

ウルシ科 (別名 偕の木) 頭が良くなる (孔子廟に植樹)。 葉は対生状で先端の葉も対生 (偶数羽状複葉で珍しい)。 枝葉が整然と並ぶ事から、楷書の語源とも云う。 剪定では鋏をいれず、自然樹形が基本 。東京の湯島聖堂、岡山閑谷学校が紅葉で有名。

ラクウショウ

ヒノキ科 (落羽松) 沼地に生え根元にたくさんの気根 (呼吸根) を持つ。 葉が互生、交互に付く。 (葉は似ているメタセコイヤは対生) 羽状の葉が秋に紅葉し落ちる様が名の由来。 実 (松笠様) は樹上でバラケ飛散する。 地上に落ちるのは稀。